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重たい女歴31年のわたしが色々書くブログ

日々雑感 タイトル設定から+1年が経過しています

(海外で)起業するということ

先日のうちのボスについてのエントリーを書きました。

maromi.hatenablog.com

そしたら書ききれないことが出てきたので、今回別のエントリーにして記録に残そうと思います。

 

うちのボスの属性としては、「海外起業」だとか「女性起業家」だとかそんな感じになるかと思います。

海外在住でのフリーランスの方とか、最近多いみたいですね。興味ある方も多いと思います。

わたしは起業したこともなければ、そういう気持ちもないのですが、うちのボスを見ていて感じたことを書こうと思います。

 

別に起業とか興味ない人が感じる外国での起業で大事だと思うことリスト

  1. インターネット大事
  2. 現地人大事
  3. 継続大事

 

大事なことその1,インターネット大事。でもそれは強く儚いもの。

ちょっとポエムっぽい気分になっていました。

 

個人的に、海外での現地法人起業で最も大切なスキルは、インターネットが止まった時に自分で対処できる技術ORプロバイダに文句を言える度胸&現地言語能力であると思っています。

「今やパソコン1台あれば起業できちゃう時代!世界中がアナタのオフィス!」等の夢のような言葉がありますが、良質なインターネット環境がないと実現不可能ではないかと。

そして良質なインターネット環境というものは、あるところにはあるけど、ないところにはないです。

 

この国は、しょっちゅう雷があって、避雷針なんてない(そもそも高い建物がない)ので雷は落ちるものという認識です。

数週前はネット用のアンテナ(というものが取り付けられていたらしい)に落雷し数日ネットが使えなく、またそれ以外にもセンター側での何らかのアクシデントで数日止まることもザラ、更にはちゃんと契約して料金も払っているのにも関わらず何故か「お客様とは契約しておりません」と言われる始末です。ちなみにこれは1社に限りません。

幸いにしてネットや携帯電話の”◯年縛り”というのが存在しないため、嫌になったら他の会社に契約をするんですね。が、そこでも同じことは容易に起こるという。

あと、ネット自体は問題なくても停電します。PCは予備電源でしばらく使えますが、ルータの方は動かなくなっちゃいますよね。

それと、Wi-Fiのルータ自体が壊れやすいし、コード類も断線しやすいし、あといちばん困るのが、コードが短いことです。全部。オーブントースターも固定電話のコードも掃除機も短い。

日本はやっぱりそういうところが優れていますよね。

 

すぐ落ちるネットを自分のチカラで直せますか?

無理だったらコールセンターにかけて技術者呼んでもらえますか?

ちなみに「今日◯時に行きます」って言われても来ませんよ。来るまでずっと家で待機できますか?

たまたま外出してた時に入れ違いになったらまた電話かけるところからやり直しですよ。

 

大事なことその2,自分だけじゃ何も出来ないことがある。

登記とかライセンスとかって、国によっては異なるでしょうけど、きっとその国の国民じゃないと登録できなかったりするところが多いんじゃないかと思います。全ての国を調べたわけではないので、本当のところは分かりませんが、少なくともわたしのいる国は、国民じゃないと事業を始められないようです。*1

自分しか居なかったらどうします?

日本国籍離脱しますか?っていうかそもそもそこの国籍簡単に取れますか?

 

大抵は、友人知人の名前を借りるんだと思います。

その人大丈夫ですか?

お互い信頼していますか?

共同オーナーとかだったら、お金や権利について話し合っていますか?

 

手広くビジネスを展開している意識高い系の人がスタッフ志望でいらした時、やっぱりこの会社で働きつつ自分も何か起業したいとおっしゃっていたので「外国人は会社持てません」って教えたら驚いていました。

大丈夫ですか?

自分がこれから乗り込もうと思っている国の制度をちゃんと調べていますか?

 

現地の人とのコネ、めっちゃ大事。

しかもできるだけ影響力のある人。

 

大事なことその3,出来る限り長くその国に居ようって思えますか?

すごく大変な思いをして現地に会社作って「やっぱやめた」って人は果たして多いのでしょうか?

会社作るのってそれなりにお金がかかると思いますが、気軽にやめたらもったいないですよね。

うちのボスはこの国で一生を終える気概です。

この会社を始めたばっかりの時は仕事が全然なくて、観光客がよく通る道端でダンボールに「フットマッサージ」って書いて足つぼマッサージで日銭を稼いだとかなんとか。

 

この国はゆるくて日本で感じ得るストレスはほとんどないですが、別の所で非常にめんどくさいです。

日本と全然異文化です。

現地の人はお金にがめつい割に怠惰で、着眼点とか諸々自分と異なりますよ。

現地の人はあなたの信頼に足りますか?それとも一人でずっとがんばりますか?

 

きっとみんなの憧れのヨーロッパだって、華やかなところをそうでないところが合わさっていると思います。

 

せめてお仕事が軌道に乗るまで、じっと我慢できますか?

「よし!始めよう!」の前に、ちょっと暮らしてみたほうが良いですよ。その時ならまだ引き返せますし。

良いビジネスチャンスだと思っても、水が合わないこともありますよ。

 

結論

ギラギラの野心があるわけじゃなくて、ちょっとした憧れとチャレンジ精神だけ抱いている場合は、個人事業主になるより雇われのほうが楽だよ、何だかんだで自分の国が最高だよ。でもギラギラしている人は大いに頑張って欲しいです。

あーでも、こんなに外国人ウェルカムじゃないのこの国くらいなのかも、と思ってしまう最近。

 

 

日本だけが仕事場じゃない!中高年でも出来るゆったり海外起業のすすめ

日本だけが仕事場じゃない!中高年でも出来るゆったり海外起業のすすめ

 

 

 

シックスサマナ 第9号 超激安!海外起業術

シックスサマナ 第9号 超激安!海外起業術

 

 シックスサマナという雑誌は、試し読みできる量が比較的多いように感じる。どの号もアングラ臭漂いますが。

*1:あれ?華僑の人はどうしているんだろう??

わたしの上司がすごいという話

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写真は、ちょっと活発に外出していた頃の、とある休日の一枚である。今思い返せば良い時代だった。

 

わたしは外国で社員数人の小さい会社に勤めている。

カッコよく言うと海外転職・海外移住であるけれど、その実態はただの下働き@外国という感じである。

 

元から引きこもるきらいのあったわたしは、人から見ると常夏のパラダイスに居るのにも関わらず、基本はどこにもでかけず事務所兼社員寮の中で暮らしている。土井さんが居た頃は他のスタッフの送迎に付いていって、ついでにご飯を食べたりちょっとだけ海辺で語らったりしたものだ。たまに接客の仕事が入るので、そうすると外出することになる。

共に暮らすパートナーも居なくなり、接客の仕事も少なくなった今は、職場と家の往復というか、ただの部屋と部屋の往復しかしていない。学習意欲どころか生きる意欲さえ限りなく底をついている今は、インターネットで時間を潰している。

 

そんなこんなでインターネットの世界のことはそこそこ見知っているつもりだ。ちょっと前に石田さんという若者がインターネット上で話題沸騰だった。というか今もそれなりに話題沸騰だ。未だに色々な属性の方から話題にされている。

 

わたしは起業するとか考えたこともなくて、そういう仕事よりも人の下に立ってコツコツチマチマする方が性に合っている。

書経験はないものの、今は若干秘書っぽいこともしている。

ボスに言われる前に書類やらなんやらを用意しておいてパッと渡して「なんで分かったの?」って言われることに快感を覚えるタイプだ。

自分の性質を踏まえての至高の職業は、手術の器械出し(直接介助)だ。

医龍というファンタジードラマの、看護師でさえ天才という設定にはシビレた。

医龍4~Team Medical Dragon~ - フジテレビ

 

さてそんな石田さん、諸所での言動がいくつかエントリーになっていたが、少々「お口だけ」の感がある。いや、夢を高らかに宣言できるのは素晴らしいと思う。大学を辞めちゃったところもすごい行動力だ。

わたしなんか当時副専攻で学んでいた宗教学に感化され、キリスト教イヤイヤ観念が出てしまい、駅の反対側にある仏教系大学に編入しようと訪れて、パンフレットを戴くまではやったことがある。でも学費は、お金に余裕のある家庭ではなかったのに奨学金を利用せず、全額親が出してくれたということもあり、また今の大学でも十分仏教は学べるという可能性もあり、スパッと断念してしまった。

 

大学を辞めてまで起業という考えすらなかったし、今も起業する気は全くない一市民には助言する余地はないものとは思うが、そういえば身近にスゴイ人が居たと気づいたので記録に残そうと思う。そう、わたしの上司である。女社長である。女性起業家と言ってもいいかもしれない。語呂の良さから「うちのボス」と呼ぶことにする。

 

うちのボスのすごいところ

  1.  人生設計を若い頃からして、その通りになっている
  2.  思い立ったら吉日ですぐ行動に移す
  3.  ビジネス同士を関連付けて更なるビジネスチャンスにする
  4.  余暇もビジネスの匂いを探っている

f:id:maromii:20161010093214j:plain

写真は、もう一人の女上司こと猫である。

 

人生設計が完璧なうちのボス

彼女曰く、学生時代に人生設計のグラフを書いて、今のところその通りになっているそうだ。就職の後、数年後海外に出て起業、事業を軌道に乗せる、とここまでは概ね考えていた通りの年齢に考えていたのとほぼ同じことになっているそうだ。今後の人生としては、最終的に慈善事業を行うまで、どうやら老後までキチンと考えている模様。

ちなみにわたしは学生時代、特に先の将来まではちゃんと考えては居なかった。「JRに就職して電車の人になって~20代のいつか結婚して~」みたいな、よくある女子大学生のノーテンキな思考だった。ちなみにJRは就活でほぼ全社受けて、全て落ちた。貨物なんて2回も受けた。

海外旅行は好きだったけど、まさか海外移住&転職をするなんて思っても見なかったし(漠然と憧れはあったが)、外国人、しかもアフロカリビアンを好きになるなんて想像もしてなかったし、彼が撃たれて殺されるなんて未だに受け入れられていない。今後の人生も「ああ、結婚して子ども複数人産んで幸せな生活を~」なんて無理そうだ。

 

考えた瞬間、行動に起こしちゃうボス

彼女が石田さんと違うなぁと思うのは何と言ってもこの点だ。うちのボスは頭に考えた瞬間、行動に起こしてしまう。

近所に建設中のショッピングモールを見つけたかと思いきや、その足でテナント契約を結んでしまった。一番弟子のわたしに話す前に、すでに行動に移しているのである。とりあえず行動に移して、ダメだったら見切る。その見切りもとにかく速い。

離島に新たな一大リゾートが出来るニュースを耳にしては、オーナーにアポイントを取って速攻ビジネスランチをした。

「いもあんこちゃん、今日わたし昼に人と会うので不在にします。あ、ちなみに新しいリゾートができるってんで、テナント契約してこようと思う」といった感じだ。

そしてランチ中に契約やビジョン等、あらゆる事を聞きまくって、最終的に先方からの出店のお誘いをお断りしてきた。ホテルゾーンのオープン前の◯部屋無料ご招待の話だけキッチリ取り付けて。

ちなみにお断りの理由は、テナント料と来場客数見込み、飲食店の場合は離島への食材搬入コスト等を頭のなかでザックリ検算して「割に合わない」というものだった。決して良い話だけ鵜呑みにしているわけではない。

 

こっちでやってることをあっちでもやって、最終的に売上に貢献させちゃうボス

うちのボスは市場開拓の余地が無限にあるこの国のあらゆる資源を使って、幅広くビジネスをしている。

そしてとある事業の内容を別の事業に結びつけてしまうのである。常に複数のことを考えているようで、そのアイデアには感心してしまう。

例えば前述した飲食店、「この国で唯一の◯◯」という余地があるために、物好きな現地人と観光客両方を取り込めている。

また、たまたま知り合ったとある専門家を、最初は友人として付き合った後、様々なシーンで”お手伝い”してもらっている。こっちの事業で知り合った後、別の事業に結びつけてしまうのだ。

ちなみに彼女は学生時代からそうだったようで、自分がアルバイトで勤めているところに友人を紹介して、最終的にちょっとした人材派遣業のようなものを始めていたそうだ。

 

余暇もビジネスチャンスがあったら逃さない

どうやら彼女は、楽しかった事があったらそれをビジネスにできないか常に考えているらしい。

先日も、私たちが好んで通うチョコレート屋(常連で店員さんと仲良し)にバニラビーンズが売っていたのを覚えていたようで、それをとある商社に新規商品として提案していた。

自身の子どもと訪れた場所は観光地として販売できないか考えていたり、子どもと遊びつつ経営者と顔見知りになって、日本の企業からのあらゆる問い合わせに関連付けてしまう。

前述のとある専門家だって、最初はただ単に”日本人と友達になりたい現地人そこそこのスキル付き”という感じで単なる日本文化を教え教えられる関係だったのが、あれよあれよと業務提携してしまっている。それも複数の事業にだ。きっと友達のよしみでスペシャルディスカウントも取り付けているのだろう。

 

そしてわたしは気がついた。この人は根っからの起業家なのだと。

ましてや日本と文化の異なる異国である。きっとほとんど全てのことを自分の足で調べて、自分ひとりで起業したはずだ。でも手続きの煩雑さなんか物ともしない行動力がある。石田さんと会った方のエントリーで目にしたが、初めての業種を始めるときも、登記やらなんやらで躓いた姿は見たこともない。分からなかったらとりあえず役所に行ってみて人に訊いて、出来るところから取り掛かっていた。

他の在留邦人を見ても、こんなにたくさんのことをやっている人は居ない。常に新しいことを探し求め、まずはスタートさせてしまうのだ。

ちなみに彼女は、そういう起業志向のある人、特に若者からの問い合わせやら何やらはたくさん受けているようだが、逆に他の日本人起業家に自ら問い合わせて会ってみて等はしていないようだ。インターネットにも疎いので、今回の石田さんの話題も全く知らないだろう。そして石田さんの事を知ったとしても「わたしは口にするより早く動くけど」とだけ言って、興味を持つこともないだろう。

 

石田さんに於かれましては、この人を訪ねてみるのも良いんじゃない?ちょっと遠いけど。と申し上げたい。少しは今後の参考となるはずだ。

 

 

ボスの起業家精神は素晴らしいけれど、人の上に立つ人としての性格やらのどうこうというのはまた別の話。

 

一日も早く起業したい人が「やっておくべきこと・知っておくべきこと」 (アスカビジネス)

一日も早く起業したい人が「やっておくべきこと・知っておくべきこと」 (アスカビジネス)

 

 

 

 

自死遺族ではないわたしが自殺者3万人を考える

ネットで調べても「自死遺族」の反意語が見つからなかったです。

なんて言うんでしょうかね。単純に「他殺遺族」でしょうか。まぁ他殺の遺族というのがしっくりきますね。

コモンローワイフ、日本で言う内縁の妻は遺族に入るのでしょうか。

入らないかもしれないですね。一番愛し愛される仲なのに。

 

さて、おそらくこれはグリーフの過程なんだと思いますが、どうしても同じ状況の人を探してしまう自分がいます。

母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 (BUNCH COMICS)

もそんな思いがあって購入したのが正直なところです。また著者も同じ状況の人を探したり、応援してしまうと言っていましたね。

 

今の日本は年間の自殺者3万人と言われています。社会問題になっていますね。

厚労省こちらのページは一覧になっているので見やすいですが、スクロールして20代~30代の欄が目に入ると若干ゾッとするものがあります。

 

毎年毎年「自殺者3万人」と言われてはいるものの、そう毎年同じ数じゃないだろうと思ってちょっと調べてみますと、こちらのページでは、2015年はおよそ2万4千人との記載があります。でもそういう細かいことは求めていないので、ざっくりざっくりで(語感も加味しつつ)大体3万人とします。

中には天涯孤独の人だっていらっしゃるかとは思いますが、その3万人のほとんどには家族が居ると思います。少なくともヒトが生まれるには両親が必要です。

自殺者統計|自殺対策支援センターライフリンクというウェブサイトを読みますと、年配の方が多く見受けられるものの、例えば若い人には親が、年配の方にはもしかしたら子どもが居るかもしれません。

なのでざっくりざっくりですが、自死遺族は少なくとも年間3万人発生するわけです。

少なくとも年間3万人がやりきれない気持ちを持つんですね。3万人、少ないと思いますか?多いと思いますか?

 

話は逸れますが、2015年の他殺による死亡は300人くらいだそうで、これはわたしには「思ったより少ない」と感じます。300人「しか」いないんですね。しかも法治国家日本のことなので、ほとんどの場合が犯人が見つかっていることでしょう。

ちなみに土井さんは日本人ではないので、この国の犯罪による死亡者数とか知りたいところですね。

調べてみたら2015年は119人だそうです。

少ないって思いますでしょ?

日本の人口1億2千万人に対してこの国30数万人ですからね。犯罪率は日本より高いです。

それに対して自殺ははっきりした数字が出てないものの「比較的少ない」そうです。

それは住んでいる雰囲気で伝わってきます。国民性というか気質というか。ただ多民族国家なので、人種によって異なりそうです。

 

少なくとも3万人の自死遺族が、なんでなんでと後悔します。

少なくとも300人の他殺による遺族が、あの時あれをしていればと後悔します。

少なくとも3万人と少なくとも300人の中には、さよならもすることなく、突然大切な人を失う人が多いでしょう。

 

そして今現在を生きるほぼ全ての人が、何らかの原因でいつか必ず自分の大切な人を亡くします。

それでも殺されたり自殺だったりはレアケースなのかもしれません。

わたしはたまたま「アイラブユー」が最期の会話でした。

でも土井さんのお母さんは電話での「お母さん嘘付いてないよね?」という冗談の会話が最期になってしまいました。

だから大切な人にはありがとうやさようならが言える間に言っておいたほうが良いと思います。

 

別れの言葉はとかく悲しいものです。でも言えないのもすごくすごく悲しいです。

いつがお別れなのか分かる人は少ないです。大切な人のお別れの瞬間に一緒に居られる人も少ないと思います。

でも言えないと後悔するから、言える時に言いたいことは言った方が良いよ、とつくづく思う最近です。

 

母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 (BUNCH COMICS)

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日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか (ちくま新書)

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