重たい女歴31年のわたしが色々書くブログ

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わたしの上司がすごいという話

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写真は、ちょっと活発に外出していた頃の、とある休日の一枚である。今思い返せば良い時代だった。

 

わたしは外国で社員数人の小さい会社に勤めている。

カッコよく言うと海外転職・海外移住であるけれど、その実態はただの下働き@外国という感じである。

 

元から引きこもるきらいのあったわたしは、人から見ると常夏のパラダイスに居るのにも関わらず、基本はどこにもでかけず事務所兼社員寮の中で暮らしている。土井さんが居た頃は他のスタッフの送迎に付いていって、ついでにご飯を食べたりちょっとだけ海辺で語らったりしたものだ。たまに接客の仕事が入るので、そうすると外出することになる。

共に暮らすパートナーも居なくなり、接客の仕事も少なくなった今は、職場と家の往復というか、ただの部屋と部屋の往復しかしていない。学習意欲どころか生きる意欲さえ限りなく底をついている今は、インターネットで時間を潰している。

 

そんなこんなでインターネットの世界のことはそこそこ見知っているつもりだ。ちょっと前に石田さんという若者がインターネット上で話題沸騰だった。というか今もそれなりに話題沸騰だ。未だに色々な属性の方から話題にされている。

 

わたしは起業するとか考えたこともなくて、そういう仕事よりも人の下に立ってコツコツチマチマする方が性に合っている。

書経験はないものの、今は若干秘書っぽいこともしている。

ボスに言われる前に書類やらなんやらを用意しておいてパッと渡して「なんで分かったの?」って言われることに快感を覚えるタイプだ。

自分の性質を踏まえての至高の職業は、手術の器械出し(直接介助)だ。

医龍というファンタジードラマの、看護師でさえ天才という設定にはシビレた。

医龍4~Team Medical Dragon~ - フジテレビ

 

さてそんな石田さん、諸所での言動がいくつかエントリーになっていたが、少々「お口だけ」の感がある。いや、夢を高らかに宣言できるのは素晴らしいと思う。大学を辞めちゃったところもすごい行動力だ。

わたしなんか当時副専攻で学んでいた宗教学に感化され、キリスト教イヤイヤ観念が出てしまい、駅の反対側にある仏教系大学に編入しようと訪れて、パンフレットを戴くまではやったことがある。でも学費は、お金に余裕のある家庭ではなかったのに奨学金を利用せず、全額親が出してくれたということもあり、また今の大学でも十分仏教は学べるという可能性もあり、スパッと断念してしまった。

 

大学を辞めてまで起業という考えすらなかったし、今も起業する気は全くない一市民には助言する余地はないものとは思うが、そういえば身近にスゴイ人が居たと気づいたので記録に残そうと思う。そう、わたしの上司である。女社長である。女性起業家と言ってもいいかもしれない。語呂の良さから「うちのボス」と呼ぶことにする。

 

うちのボスのすごいところ

  1.  人生設計を若い頃からして、その通りになっている
  2.  思い立ったら吉日ですぐ行動に移す
  3.  ビジネス同士を関連付けて更なるビジネスチャンスにする
  4.  余暇もビジネスの匂いを探っている

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写真は、もう一人の女上司こと猫である。

 

人生設計が完璧なうちのボス

彼女曰く、学生時代に人生設計のグラフを書いて、今のところその通りになっているそうだ。就職の後、数年後海外に出て起業、事業を軌道に乗せる、とここまでは概ね考えていた通りの年齢に考えていたのとほぼ同じことになっているそうだ。今後の人生としては、最終的に慈善事業を行うまで、どうやら老後までキチンと考えている模様。

ちなみにわたしは学生時代、特に先の将来まではちゃんと考えては居なかった。「JRに就職して電車の人になって~20代のいつか結婚して~」みたいな、よくある女子大学生のノーテンキな思考だった。ちなみにJRは就活でほぼ全社受けて、全て落ちた。貨物なんて2回も受けた。

海外旅行は好きだったけど、まさか海外移住&転職をするなんて思っても見なかったし(漠然と憧れはあったが)、外国人、しかもアフロカリビアンを好きになるなんて想像もしてなかったし、彼が撃たれて殺されるなんて未だに受け入れられていない。今後の人生も「ああ、結婚して子ども複数人産んで幸せな生活を~」なんて無理そうだ。

 

考えた瞬間、行動に起こしちゃうボス

彼女が石田さんと違うなぁと思うのは何と言ってもこの点だ。うちのボスは頭に考えた瞬間、行動に起こしてしまう。

近所に建設中のショッピングモールを見つけたかと思いきや、その足でテナント契約を結んでしまった。一番弟子のわたしに話す前に、すでに行動に移しているのである。とりあえず行動に移して、ダメだったら見切る。その見切りもとにかく速い。

離島に新たな一大リゾートが出来るニュースを耳にしては、オーナーにアポイントを取って速攻ビジネスランチをした。

「いもあんこちゃん、今日わたし昼に人と会うので不在にします。あ、ちなみに新しいリゾートができるってんで、テナント契約してこようと思う」といった感じだ。

そしてランチ中に契約やビジョン等、あらゆる事を聞きまくって、最終的に先方からの出店のお誘いをお断りしてきた。ホテルゾーンのオープン前の◯部屋無料ご招待の話だけキッチリ取り付けて。

ちなみにお断りの理由は、テナント料と来場客数見込み、飲食店の場合は離島への食材搬入コスト等を頭のなかでザックリ検算して「割に合わない」というものだった。決して良い話だけ鵜呑みにしているわけではない。

 

こっちでやってることをあっちでもやって、最終的に売上に貢献させちゃうボス

うちのボスは市場開拓の余地が無限にあるこの国のあらゆる資源を使って、幅広くビジネスをしている。

そしてとある事業の内容を別の事業に結びつけてしまうのである。常に複数のことを考えているようで、そのアイデアには感心してしまう。

例えば前述した飲食店、「この国で唯一の◯◯」という余地があるために、物好きな現地人と観光客両方を取り込めている。

また、たまたま知り合ったとある専門家を、最初は友人として付き合った後、様々なシーンで”お手伝い”してもらっている。こっちの事業で知り合った後、別の事業に結びつけてしまうのだ。

ちなみに彼女は学生時代からそうだったようで、自分がアルバイトで勤めているところに友人を紹介して、最終的にちょっとした人材派遣業のようなものを始めていたそうだ。

 

余暇もビジネスチャンスがあったら逃さない

どうやら彼女は、楽しかった事があったらそれをビジネスにできないか常に考えているらしい。

先日も、私たちが好んで通うチョコレート屋(常連で店員さんと仲良し)にバニラビーンズが売っていたのを覚えていたようで、それをとある商社に新規商品として提案していた。

自身の子どもと訪れた場所は観光地として販売できないか考えていたり、子どもと遊びつつ経営者と顔見知りになって、日本の企業からのあらゆる問い合わせに関連付けてしまう。

前述のとある専門家だって、最初はただ単に”日本人と友達になりたい現地人そこそこのスキル付き”という感じで単なる日本文化を教え教えられる関係だったのが、あれよあれよと業務提携してしまっている。それも複数の事業にだ。きっと友達のよしみでスペシャルディスカウントも取り付けているのだろう。

 

そしてわたしは気がついた。この人は根っからの起業家なのだと。

ましてや日本と文化の異なる異国である。きっとほとんど全てのことを自分の足で調べて、自分ひとりで起業したはずだ。でも手続きの煩雑さなんか物ともしない行動力がある。石田さんと会った方のエントリーで目にしたが、初めての業種を始めるときも、登記やらなんやらで躓いた姿は見たこともない。分からなかったらとりあえず役所に行ってみて人に訊いて、出来るところから取り掛かっていた。

他の在留邦人を見ても、こんなにたくさんのことをやっている人は居ない。常に新しいことを探し求め、まずはスタートさせてしまうのだ。

ちなみに彼女は、そういう起業志向のある人、特に若者からの問い合わせやら何やらはたくさん受けているようだが、逆に他の日本人起業家に自ら問い合わせて会ってみて等はしていないようだ。インターネットにも疎いので、今回の石田さんの話題も全く知らないだろう。そして石田さんの事を知ったとしても「わたしは口にするより早く動くけど」とだけ言って、興味を持つこともないだろう。

 

石田さんに於かれましては、この人を訪ねてみるのも良いんじゃない?ちょっと遠いけど。と申し上げたい。少しは今後の参考となるはずだ。

 

 

ボスの起業家精神は素晴らしいけれど、人の上に立つ人としての性格やらのどうこうというのはまた別の話。

 

一日も早く起業したい人が「やっておくべきこと・知っておくべきこと」 (アスカビジネス)

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